ちょっと一息〜健康コラム
ちょっと一息〜健康コラム
文書作成日:2021/05/05


 外出自粛や在宅勤務をする人が多い今、整形外科を受診する人が増えているといいます。長期間の運動不足による筋肉の低下によって、ゴルフ肘やテニス肘などの肘の痛みを抱える人の増加がその要因のひとつ。今回は、その原因や対策についてまとめました。




 ゴルフやテニスなどのスポーツによって、腕を酷使することで骨に付着する腱と骨の接着部分がわずかに断裁して炎症となるのが、ゴルフ肘やテニス肘と呼ばれるものです。本来、ゴルフ肘は肘の内側に痛みを感じ、テニス肘は肘の外側に痛みが出ます。
 ただ、ゴルフやテニスなどのスポーツをしていなくても、家事で重いものを持ったり、いつも肘に寄りかかるように寝ていたり、運動不足で筋肉が低下したりすることで、肘の内側や外側に痛みを感じる人も多く、これらの肘の痛みも同様にゴルフ肘やテニス肘と診断されます。
 さらに近年では、スマホやパソコンを長時間使用することで起きるスマホ肘なるものも登場し、肘の内側または外側の痛みを含めてスマホ肘と呼ばれています。



 基本的に、肘に痛みを抱えた場合は、その原因となる動きをできるだけ減らすことが大切です。特定の運動や長時間のスマホの使用などを減らすことで、痛みが軽減するようなら自然に回復に向かう可能性があります。

 ただし、生活習慣を改善しても痛みがおさまらない場合には、整形外科を受診することをおすすめします。整形外科では、レントゲンを撮り、骨に異常がないかチェックした上で、1〜2週間ほど鎮痛剤の服用、消炎剤や湿布などを用いて痛みをとる治療をします。専門医によるストレッチの指導(痛む部分に合わせたストレッチ法)なども受けられます。痛みがかなり強い場合には、定期的にステロイド注射が用いられ、痛みを軽減します。ただ、症状が改善しても痛みの原因となっている習慣をやめない限り、痛みが再発する可能性はあります。



 肘の痛みを抱える人が増えてくるのが、50代頃からといわれています。これは、加齢によって筋肉のしなやかさや関節の腱付着部の働きが低下するため。
 さらに、現在の外出自粛や在宅勤務などによる運動不足も、筋力の低下に拍車をかけ、肘の痛みを抱える人が増えた原因だと考えられます。肘の痛みを軽減するには、痛みの原因と思われる動作を減らした上で、歩いたり、走ったりといった全身運動を取り入れてみましょう。
 日頃から軽く身体を動かすことで、全身の血行促進や筋肉アップが期待できます。また、スマホ肘でお悩みの方は、スマホの軽量化やパソコンのマウスを自分の手のサイズに合ったものにするなど、見直してみてはいかがでしょうか。

 近年では、肘の痛みがひどい場合にはカテーテルを用いた治療(手術)を行っている病院もあります。痛みの度合いに合った適切な治療を選択し、快適な毎日を取り戻したいものですね。

※文書作成日時点での法令に基づく内容となっております。
 本情報の転載および著作権法に定められた条件以外の複製等を禁じます。

お問合せ
公認会計士・税理士
加藤隆博事務所
〒400-0222
山梨県南アルプス市飯野3439-9
 TEL:055-284-2284
 FAX:055-280-1119